2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

サン・キャツチャー

生協のカタログにのっていた どんなものか,ピンとこないが 注文してみた 握れば手の中に入ってしまうガラスの球 細い糸が付いている ガラス戸のカーテンレールにぶらさげた 隣の家の屋根の際から 朝の光がさした そのとたん 暗かった部屋いっぱい まるい光…

あんなこと、こんなこと4

父は大工だった はめごろし という言葉は子供のときから知っていた 開かない。 額縁のような窓のことをそう呼んでいた かいごろし という言葉は母がよく使っていた 百姓の家に生まれた母は 分家もできず 養子にもゆかず もくもくと働く人を見ていたのだろう…